表題の『裏道天花』は、会の基本的な考え方・理念を表しています。


先物取引市場に古くから伝わるこの歌は、「表の道より裏の道を調査分析し、その方向へ玉を建てよ」と教えています。

先物取引で成果を得ることは極めて難しいことです。値の形成は一筋縄ではなく、あらゆる思惑や材料が絡み合って値決めされています。
〈理外の理〉を指すところの『裏道』を選ぶことは、一般的な感覚や思考法では為しえないのです。
売りが多いのか買いが多いのか、どの意見が少数なのか多数なのか、見極めはつきません。なぜなら、売り方と買い方は同数なのですから。
後になって値運びの流れの中、自分の建玉が裏目になっていること・思惑の方向が逆になっていることに気が付くのです。
そして〈理外の理〉の値動きの為に損切りが遅れ、大損になってしまいます。

『裏道』を見極める知識・目を備えることが肝要です。


※二天とは月と太陽を指し、陰・陽を表す

〈理外の理〉が高下の源であるという意の歌です。
会では〈理外の理〉を分析し、レポートします。


兵法では、謀計の中での一番は逃げ上手だと教えています。
時に利あらず、負け戦もあります。その対処法は重要です。
資金配分・建玉手法はそれぞれの力量ですが、思惑の違いが判明したときの損切りは必要です。決定的な敗北は避けねばなりません。

トータルで年数を重ねて勝つことが、『裏道天花』の基本目標です。


TOPへ