2005年♦11月

2005年♦10月9月8月7月6月5月4月3月2月1月
2004年♦12月11月10月9月8月
HOME
 

2005/11/30

ガソリン

安寄りし、前場は売られたが後場は買われる展開でした。結局は昨日と同値、マチマチで引けている。此処まで急激に下げると、現物が支えることになる。確かに在庫は予想通りに増えているが、周辺の状況は大きく変っていない。此の水準では調整の戻りを待つことになる。下値は叩かない。

ゴム

急騰していた貴金属の下落が影響したのか、小安く引けている。期近の受腰次第で強弱が分かれる処ですが、当限が強張る場面で売り玉を仕込みたい。戻る場面で斥候の売玉を仕掛ける。

白金

急落しているが、商社は一部を利食いしている。振るい落しの値動きと視ている。昨日、超大量の金売りを仕掛けた商社は利食いの姿勢でした。一方の飛び付き買いをしたマバラは投げるか両建です。両建の禁制は会員欄に何度も記しているが、其の意味が読めない方は両建をすると思われます。厳に慎むべし。此処で売り込む相場はエネルギーを蓄えて、更に上伸するので要注意です。見極めが重要と視ています。

アラビカ

小安い値動きで終始した。買玉は徐々に掴まって因果玉になっている。いつも記しているが曲がりを助けないのが相場です。徐々に売り乗せ、投げを確認し、一部を利食い。


2005/11/29

ガソリン

NY安を受けて安寄りし、其処でファンドが売り崩す展開でした。此処で先限は下値の節まで叩かれたが、期近は下げ幅を削っている。現物は此の位置で元売が支えると視ています。先限は此の水準以下で保合えば、応分の戻りが考えられる。大きく戻れば売玉を仕込みたい。大天井の後は買いを考えずに売り場面のみを記していることに注目して欲しいと思います。大勢を売り上がりと視ている所以です。

ゴム

小安い値動きでしたが、少し売込みが視られる。此処で大きく戻るのを期待している。期近に引張られるか、期先がファンドの乗換で戻れるかを待っている。大戻りを待ち売玉を仕込みたい。

白金

総踏みに対し、利食いの売りが勝り、押し目を付けて引けている。金は踏み玉に対し、商社が超大量の売り向かいです。警戒圏に突入しているが、此の大型相場は一筋縄ではない。此処は様子見が賢明です。大きい逆張りが報われるが、じっくりの売り場待ちで勝負したい場面です。十分に引き付けての熊の一撃。点では掴めないが型で捉える。勿論、手法に添う。まだ先ですが、大切り返しを余裕でかわしたい。「其の場面の日柄は読んでいるが、会員欄にて」

アラビカ

目先は戻り売りと記していましたが、此の下げは大きい。先行きは別としても、期近は戻れない様相が視える。そこで戻りは売れると予測している訳です。

一般大豆・Non大豆

マチマチの動きですが地合いに力が無い。買い付きが投げる情勢を待っているが、ここは様子見し、崩れる場面で売りを乗せる。


2005/11/28

ガソリン

安寄りし、一時戻すもファンドが売り崩しストップ安で引けている。期近は買方の投げが少し出ているが軟調な値動きです。此の水準での戻りは売りの姿勢で良いが、下抜けは売らずに様子見になる。下値は叩かない。期先の売込みを待っている。売り込めば戻る。

ゴム

堅調な値動きをしたが、値は伸びきれない展開でした。自己玉の関係で、12・1月の状況を推し測っていますが、地合いが強い時に売り玉を徐々に仕込む。

白金

白金・金・銀は暴騰しています。しかも、大出来高で取組が急増している。大型相場の様相です。ただ、商社は売り上がって繋いでいる姿勢のままです。今後、如何なるかは会員欄に記している。一般投資家が此処に来て飛び付いているが、最終の結果は予測通りになる筈です。更なる大噴き値からは手法に添って仕掛けたい。

一般大豆・Non大豆

今日の急落で下げに突入すると見ていたが、内部要因が予定の変化になっていません。そこで、此処は売らずに様子見の状況です。

粗糖

今日も急騰しています。特に、期近は指摘していた通りの値動きです。11/15日の記を読み対処した方はホッとしている様です。此の辺りで、押す場面が有ったとしても基調に変化がないと予測している。大切なことは何故に暴騰しているのかを知ることです。誤った値頃感を捨て、正しい勘を持つことが全てです。裏道を分析することで、その道こそが表の道と気がつくのです。

 

FF金利と為替動向

金利引き上げ打ち止めの噂が流れると、ドルは下振れする。米国は景気の回復と政策の上からもドルを支えて来た。しかし、金利が上昇し、あと数回で打ち止めが予想されているのは事実です。だが、新たに変化が現れて来ていることもあって、其の予想に疑問符を付けて視ている処であります。常に一視二眼の心構えが必要なので視ていますが、「裏道天花」の所以でもあります。その疑問符は、米国当局の判断に依って過剰な投資・インフレ懸念を抑制する為に政策的金利を更に引き上げる場合が考えられることです。其の時は更にドルは買われるとの予測が出来る訳です。


2005/11/25

ガソリン

暴落納会を受けて一時、急落していたが、後場は下げ幅を削って引けている。NYが休みの為に動意は薄いが、戻りはじっくり売玉を仕掛けたい。期近の買玉は因果玉になっていると視ている。期先の噴き値は配分を考えて売りたい。

ゴム

前場は確りしたが、上げ拗れている。素材商品が人気化し、衆知されて来ると取組が増加します。此の流れで若干は買われる場面もありますが、上げ拗れる処は売りを仕掛けたい。斥候の売りを出し、様子見する。徐々に仕込む姿勢。ファンドが乗り換える高値で場面で売りを仕込む。

白金

予想通りに上抜けし、大出来高です。商社の売上がり玉も膨らんでいます。更に一般筋が飛び付いて来ました。金も同様の状態です。此の上は腹一杯に成って振るい落とす場面になる筈です。ただ、大天井を狙う方は慌てて売って、売り上がらない事です。顎を刺される相場を予測して対処する。

コーン

マチマチの値動きです。手口は地場筋の売りが目立ちました。自己玉に大きい変化なし。

小豆

納会は平穏でした。此処まで下がれば、こんなものです。先を見据えて買う。安値を仕込む。


2005/11/24

ガソリン

期先はファンドの買増しで戻っている。此の水準を買い上げるには原油の調整が必要です。在庫の減少が材料にされて製品元売が支える状況を売り上がりたい。原油の商社はヘッジ体制です。此の上値は斥候の売り。売り上がりの此の相場は第2ラウンドに入っている。

ゴム

納会値は確りに落ちている。自己玉買いが売り込みを顕していたことに加えて産地との比較安が要因です。だが、踏上げの納会にはなっていない。当限落ち後は一転し、買方が煽って急伸の展開です。昨日の記述通りに新甫を売り上がる方針。ファンドが買って来る地合いに対し、斥候の売玉を仕掛ける。12・1月限の自己玉買いは侮れない処ですが、期近の状況を睨みながら新甫・新甫と噴き値をじっくり売り上がり、そして売り下がる策戦です。「詳細は会員欄」

白金

新高値を覗う値動きです。此処での保合いでは振るい落しを警戒したい処です。貴金属全体に買付きが目立ち、商社が売り上がっている取組です。振るい落としてから上げるのか、このまま上に持っていくのかは難しい処です。ただ、取組の増加にはエネルギーが感じられるので総踏みが先になるのではないか。安値の買玉は維持し、近々の大天井を売り上がりたい。

アラビカ

じり安の値動きだが、買付き玉が投げ遅れている。買いは考えずに目先は戻り売りとしていましたが、そのままの状況です。売方が売り難い相場に買い目は薄い。戻りを売り乗せたい処。

一般大豆・Non大豆

期先は小安い。保合いの範囲にいますが、徐々に期先が買付き気味です。戻り売りの姿勢で待つ。下放れを待っている。


2005/11/22

ガソリン

NYの値動きが確りして来たことに反応して急騰している。ファンドは売玉を手仕舞いし、途転した。此処で、ファンドが買い煽って来ても次第に息切れすると予測している。噴き値は斥候の売りを仕込む。昨日も記しているが商社はヘッジの体制で待っている。次の材料の先読みが重要です。目先筋は追い掛け回す訳だが、報われない。戻りをじっくり仕込みたい。

ゴム

確りの値動きです。保合いを上抜けしている罫線と期近の自己玉を見れば堅調と判断したい処です。素材が全体的に強い地合いの中でゴムは様子見している訳ですが、動意含み。しかし、此処で、売込みを誘いながら上抜けした場合は新甫の売り場を探すチャンスになります。じっくり構えて仕掛けたい。

白金

売り込みを誘う値動きです。まだ売りは早いと見ています。貴金属の取り組みが、此処に来て大きく増加しています。この事は大相場の内に有る事をを現しています。今までの相場と同じ感覚の方は認識不足と言えるのです。裏道天花の「応変自在」は見抜く力量の鍛錬です。特に金の取組増加と商社の売り上がり状況を推測すると、更なる波乱を意味しています。既に売っている売玉は気を付けねばなりません。まだ早いが、金の買い過ぎ状態を探り、売りを仕掛けるには指標を用いることになります。

アラビカ

堅調な値動きですが、自己玉は売りのままで買付きを顕しています。此処は様子見ですが、戻りを測る位置にいます。下へ抜ければ売り乗せる。

一般大豆・Non大豆

反発しています。この地合いは保合いの範囲です。地場筋が利食いの買いを出したが、自己玉に大きな変化はない。


2005/11/21

ガソリン

高寄りし、夜間高の流れを受けてストップ高で引けている。下値で下げ拗れて売り込んでいたが、下値は叩かずと記していた。ここは戻る場面です。夏の最需要期の後は在庫増で下げる、そして、生産調整で戻る流れです。だが、大きく戻ったとしても、次は生産の調整難を予測することになります。じっくり売り上がる。「目先の手法は会員欄」

ゴム

小確りの値動きです。しかし、動意が薄い展開です。期近の自己玉買いは売込みを示しているが、受け渡し商社の気配が判り難い場面です。先限りにしても強弱が綱引きの状態です。大戻りの展開には売り上がりで対処したい。

白金

この水準は警戒する処です。堪らずに飛び付いて来る筋が振るわれる位置にいますが、保合えば売り込むと予測されます。しかし、これからの先限は値運びが緩慢になると視ています。逆サヤが開いてくる可能性ありと視ていますが、対処は会員欄。

コーン

昨日の会員欄に記しましたが、ファンドが投げていました。突っ込みは投げるし、噴くと買ってくる。何度も同じ事を繰り返している。その反対を心掛けているのが地場筋です。保合で手口次第です。小掬い。

小豆

買付きが振るい落とされている展開です。押し目、突っ込みは先を買い下がる。じっくり斥候を仕込む。次は新甫を買う姿勢で対処する。その次も新甫を買うが利乗せを確認し、買って行く方針。


2005/11/18

ガソリン

ファンドが売玉を大量に手仕舞いしたので大きく戻っていたが、次第に押し込まれマチマチに引けている。此処で保合い戻りを待つことになる。納会は確り納会と予測している。

ゴム

小安い値動きでした。軟調の気配に調整の投げが出ていました。自己玉が少し改善している。此処で売り込まれれば戻れるが、期待して待つしかない。

白金

急激な戻りに地合いは硬化している。金・銀も新高値を更新しています。昨日の急降下の下げに狼狽の売りが出た後に急反発です。当欄で指摘している通りの展開です。突っ込みの振るい落しは買い下がり、大噴き値の大天井は日柄を掛けて売り上がる方針で良い。大天井を型で捉える策戦でチャンスを狙います。

一般大豆・Non大豆

昨日も記しているが、売方が優位に立っている。相場はこの水準で綱引きしているが、目先は手法で判断することになります。型は戻り売りを示しているが、戻る時点で自己玉が売り増せば売り乗せる。

 

景気の動向と株式相場

景気の好調は法人の決算に現れています。不況からの脱却にしても、状況は徐々に変化して今に至る訳です。素材商品が先行し、次第に経済指標が好転すると消費が促進されて参ります。この段階に入って来ていますが、株式は理想を買うことになり、上昇が急になります。優良株が先行し、次は低位株、更にはボロ株までも理想を買ってしまいます。しかし、そのときは既に相場が山越えしているのが現実です。平均株価だけを見ていては気が付かないのですが、そろそろ個々の値動きに注意する段階に入って来ました。
商品の値動きにも特性がありますが、順を追って山を越えて行きます。景気に先行して下降に入る訳です。素材商品が先行していきますが、景気・株式相場の下降とドル安になる時期「来年4〜6月頃」は、同時期との予測をしています。


2005/11/17

ガソリン

前場は伸び悩むも後場は急伸して引けている。下値を叩かないと記したが、戻り基調と予測したい。大きく戻る場面を視野に入れ、戻りを売る。じっくり売る姿勢だが、原油の引き締めを買う場面で売りたい。

ゴム

納会を控えて小動きです。様子見。

白金

前場は踏み上げていたが、踏みが途切れる状態で繋ぎの商社売りを浴びた。此処で一転、地合いが変化し、ストップ安に沈んで引けている。急騰での大出来高では調整の押しは予想の範囲です。振るい落しの調整で売り込めば再度新値を覗う動きが予測されます。其の後の展開は何度も述べている。

アラビカ

押し目を付けた位置で、自己玉は売っている。納会後に期近取組の悪さが表面化し、相場を重くしている。玉を整理する動きに変化している。買付き玉が整理されて売り込むのをを待つしかない。買い人気が強い状態での買いは避けたい。目先は戻り売り。

コーン

昨日のファンド大量買いに対し、地場筋が売り浴びせた地合いを会員欄に記しています。ファンドにもダメファンドがあります。有力ファンドもありますが、違いを読み取る智恵は経験に拠るものです。ダメファンドに対し、地場筋は流石に相場巧者でした。戻り一杯を確認した様な値動きですが、此処で自己玉の売増しを視たい処です。


2005/11/16

ガソリン

NY安を映して期先は下抜けしている。期先の下げ幅が大きいのはサヤ修正の動きです。戻りを待っているが、地合いが悪いので戻れない。ただ、徐々に売り込み人気に変化している。原油・製品が絞り込まれる材料が欲しいところです。下値は叩かない。

ゴム

前場は急落したが、下げ幅を削っている。保合が続いている状態ですが、この下落でマバラが投げ、地場筋が買っていた。地合いに若干変化が出ている。

白金

今日の急騰では踏みと両建の買いが殺到している。昨日も記しているが、最後の噴き上げに位置している訳です。武蔵の大切り返しは天下無双です。二天一流は想像を超えているので強かった訳です。顎を砕く大切り返しなのです。だが、此処は大出来高なので、押し目は予想の範囲で考えて下さい。しかし、更に此処から、一割位の上げには斥候の売りを仕込みたい。売る場合は値幅と日柄を数えて型に嵌まるのを待つことです。大天井を点で捉えることは出来ないと言うことを知らねばなりません。

粗糖

期近の急伸に期先も追随している。昨日の予測通りです。世界的に景気が好転していることで余剰の資金が循環している訳です。循環の波が貴金属・粗糖に来ているのです。其の状況はCFTCのファンド買い越しに現われています。「以前に会員欄に記述」又、自己玉期近の買玉を視れば趨勢が読めます。

一般大豆・Non大豆

シカゴ安を受けて押し目を付けている。上抜けは阻止されているが、正念場を迎えている処です。この水準で自己玉が買って来れば買方の玉が優位に立つし、自己玉が売り増せば売り乗せることが出来る難しい局面です。様子見し、自己玉に付く姿勢でいる。


2005/11/15

ガソリン

前場は堅調でしたが、ファンドの大量売りに値を崩している。期近は現物事情を反映して確りの値動きでした。この水準で保合えば戻りも考えられるが、戻りは慌てずにじっくり売りたい。

ゴム

小確りの値動きですが、納会待ちの様相。先限の大戻りを推し測り、斥候の売りを仕込みたい。

白金

新高値を更新し弾みが付いて来た。オイルマネーが支えて人気化していることで青天井の様相です。この高値で取組が増え出来高も多い。この水準に来ると値頃感が邪魔して踏めないものです。踏むまで高いのが相場です。曲がり玉は助けない。しかし、此処からの大噴き値の大天井を点で捉えるのは難しいが型で対応する段階が近付いて来ました。「天に登る木はない」まだ、噴き上げの途中で売りを考えるには少し早いのですが、徐々に煮詰まって来ている。此処は売り場を探し、仕上げたいものです。

アラビカ

昨日の書き込み通りに振るい落としてきました。明日の下げで自己玉が改善した場合は押し目買いの地合いになります。CFTCのファンドの動きは侮れない。

粗糖

海外の値動きが主体ですが、CFTCファンドが大量に買い越している。特に期近2本の動きは不気味で力強い。其の頃まで買方が絞り込むとの姿勢が覗えます。突っ込みは買いと視たい。

 

大相場の類似性を参考に類推する。「過去大相場の記憶・資料に拠る」

11/11日に会員欄に記していますが、流れを予測する参考にしています。
オイル→ゴム→白金→粗糖
上記は、景気が下降に転じる少し前に上げ拗れるのではないかと前々から予測していた順序でしたが、過去に同様なことが何度もありました。全くの同じはありませんが類似性は有る訳です。円安は更に進んでも、商品が上げない状態が起きて来ますし、低位株・ボロ株は上げても優良株が頭を打つ。この様な時が来ると景気の転換時期です。それぞれが、徐々に転換点を超えていく訳ですが、大天井は買方が造ると言えるのです。


2005/11/14

ガソリン

前場は売られていたが、徐々に値を戻して引けている。値頃感から買い慕いの傾向にあるが、此処で保合い売り込まれれば戻ることになります。原油に比して製品の割安が是正されると視ているが、戻っても繋がれてしまうので売り方針。放出された備蓄を買うときは安値で買うと言うのが原則です。遂には大安値が予測される。戻りはじっくり売り方針。

ゴム

小確りの値動きから後場は急伸して引けた。期近には踏み玉が有り日数を数えながら、納会に期待することになる。しかし、先限の噴き値は大きく構えて売り上がる方針で良い。

白金

急騰の展開です。一般筋の踏みに対し、ファンドは売っていた。出来高も増えたが取組も増えた。この相場を安易に売っては踏まされると記していたが、甘く見ると顎を刺される。ローソクは消える直前に大きく炎を噴き上げますが、まさに其の状況を連想させるのです。

アラビカ

戻りの新高値を取ってきたので、自己玉は買いを増やすと視ていたが、以外に買い付きが出て売り増している。此処での押し目で買いつく様であれば警戒だが、売り込みが進むと予測している。押し目での売り込み次第ですが、斥候の買玉を仕込みたい。

 

筋書きと商品相場の型

去年の9月初旬より、虎の子3兄弟として素材商品の大型相場を予測してきました。特にガソリンは常に買い一貫でした。そして今年の9月以降は常に噴き値売り、戻り売りと記しています。上げの過程でも、伏線は破られると記して罫線の右に東京タワーが建つと予測しています。最終の踏み上げ時には宮本武蔵の二刀流無敵の理由である処の下から切り上げる太刀筋が凡人の想像をはるかに超えていたことを書き込みしています。このことは大相場パターンの筋書き通りでした。今、貴金属にオイルマネーが投入されていることで騰勢の状況にありますが、同様の筋書きが予測されるのです。最終的な帰結は顕かですが、その間には踏まされてしまうのが相場です。オイルと同様に大天井は買方が買って造るのです。素材商品の値動きには共通した方向性があります。但し、一様ではありません。おおまかに順番があると考えています。今後の筋書きにしても、FF金利の上げ止まりと景気の動向に関係が有ります。又、ドル高は更に進みますが、商品は上げ拗れる状況になって来る。イラクの撤兵・米国の不景気到来では円高円高の大合唱。更に、この好景気で浮かれたマネーが買った不動産・貴金属・ドル・商品の凋落が始まることなどが予測されます。この流れの中で手法を体験し、実戦を踏むことが重要です。目先は手法に依りますが型を抑えることが主となります。そして、相場は次の段階に入ることになります。ただ、農産物は別の重要な型を知ることが必要です。「詳細は会員欄」


2005/11/11

ガソリン

NYが下抜けしたことを受けて下落した。ファンドが大量に売って途転して来たので地合いが悪くなり、ストップ安に叩かれた。この下抜け位置では買玉の投げ・両建売りが殺到する。此処で売り込まれると戻りの幅は大きくなるが、大戻りを確認し売玉を仕込む。

ゴム

小安い動きで引けたが、少し買玉は振るわれている様です。しかし、先限は戻っても、地場筋の売りを浴びる状況です。戻りを押し測り、じっくり売りを仕掛けたい。先限をファンドの買いに合わせて売る。

アラビカ

マチマチの値動きですが、玉の調整が行われていた。買玉が利食いたい水準まで上げてきたことで利食いしている。此処で押せば売り込みを誘うことになるので堅調に推移すると視る。押し目買いの姿勢で対処したい。更なる売込みは相場を造ることになるので売り方が売り込むのを待つ。

コーン

小安いが手口・自己玉に変化はない。変化に合わせる対処。

粗糖

海外高に連動している。取組が少ないのでコメントに難しさがあります。しかし、CFTCの流れに逆らえない状況です。特に、この状況は過去の大相場の流れに似ていることを指摘したい。
この欄でも、11/2日に記しているので参考に・・・ 「相場の主は型・目先は従の手法の体験を」
2005/11/2
寄り付き安も確りに引けている。RSIが80を超えて逆行してから下げに転じていますが、総踏み状態を買い付いた買方が振るわれているとの視方です。取組が少なく、海外次第の値動きで、予測は難しいところですが、此の深押しが、下げ拗れれば再度期近から出直ることも予測されます。総投げの状況で売玉は手仕舞い。相場の最後に上昇する傾向がある粗糖なので売玉の売り上がりには注意が必要です。但し、自己玉が総売りに変化したときには売り下がる相場になります。


2005/11/10

ガソリン

NYは在庫増が嫌気されて下げ、其の流れで下げています。ファンドは買玉を投げていますが、この下値では綱引きの展開です。この水準で保合えば応分の戻りが期待できます。戻りを待って売る。

ゴム

小安い値動きでしたが、出来高が示すように気迷いの様子です。ファンドが投げれば灰汁抜けですが、其の時点では下値が試されます。産地が弱含んでいること・筋の買い手が抜けているのが気懸かりです。

白金

NYが引張っている相場ですが続伸し、新高値を付けている。此の踏み上げの大天井はオイルマネーが買い過ぎた時点と捉えています。日柄を数えなければならないが、RSI指数を参考に推し測る。勿論のことですが、指数の逆行も視野に入れる。

アラビカ

今日の続伸で戻り高値を上抜けしている。期先の自己玉買い越しで相場に勢いが出て来ている。押し目を入れて、更に自己玉が買い増せば一相場が予測される。潜在的に買いの根拠がある相場は侮れない。

一般大豆・Non大豆

小確りの値動きでしたが、少しファンドが買っていた。自己玉に変化はない。此処での上げ拗れは下抜けに繋がる。様子見。


2005/11/09

ガソリン

安寄りをしていたが次第に買い上げられた。ファンドが買い途転するとストップ高を含む急伸でした。期近が支えられると記していましたが、原油価格から換算し、製品の絞込みが予測される為でした。元受・商社は値を支えながら先へ繋ぎたい意向を持っている。戻りを測りながら、売玉を仕込みたい。

ゴム

素材商品が買われている。景気の動向予測は設備投資の増加を促している。円安が追い風の素材商品ですが、微妙に変化しているのがゴム相場です。小確りの値動きですが、この買い付き傾向のままでは上にいけない。売り込みを待ちたい。保合の範囲と視る。様子見。

白金

NYの急騰を受けて上抜けした。次第に騰勢を強めて引けていた。この上抜けの飛び付きは上・下共に警戒だが、大噴き値は売り上がりで対処する。まだ先だが、産油国のオイル資金が買い過ぎる位置を視定めてじっくり売り上がる。しかし、安易な売りは踏まされるので注意。金は白金と若干の相違があっても、基本は同じです。産油国のオイル余剰資金が不動産・株式・ドル・商品・に移行していきますが、帰結するところを抑えていれば読み取れる訳です。

コーン

全般的に商品は買われていたが、確りに引けていた。戻る気配にあるが、保合の範囲。

アラビカ

NYの急騰を受けてストップ高に張り付いている。昨日の会員欄に記しているが、此処数日間の戻りの値動きにに対し、売り込み人気に変化していた事実があります。元々、世界的な在庫不足が根底にあるので弱気は注意すべきと予測していたのですが、警戒の事態です。様子見。


2005/11/08

ガソリン

NYを受けて前場は売られていたが引け際に急騰している。この戻りでファンドは売玉を仕舞っていた。ここでの保合いを予測しているが、売込みを待ちたいところ。

ゴム

続落している。しかも、この値動きで自己玉を悪くした。期近の下値は自己玉に支えられているが期先の地合いは悪化している。

白金

小幅に上げているが上げ足は鈍い。期近の3本と期先の3本の自己玉に注意が必要です。堅調な値動きですが、期先は徐々に方向の転換が覗える。相場の上・下転換は余ほどの材料が無い限り、一朝一夕に決まらないものです。徐々に全ての材料を反映して大きく反転の値動きをする訳です。今の自己玉が方向を指示していると予測しています。会員欄に記していますが、転換期を越えれば戻り売り一貫になるとの予測です。

一般大豆・Non大豆

シカゴ安を受けて下押している。此の下げで保合の様子に変化が出て来ている。先限の自己玉が、更に売り越して来れば売り乗せることになります。


2005/11/07

ガソリン

NY安を受けて下げている。三菱フは利食いしている。この下値で保合が予測されるが、戻りは売りで対処する。備蓄の放出・在庫の増などが材料視されている地合いですが、一方では今度の米国・中国の備蓄方針を期待する向きも有ります。しかし、買い材料には為り難い性質のものと予測しています。安値で買うのが大国の基本的な考え方です。相場も其の方向で予測しています。

ゴム

じり安の展開でマバラが投げて地場筋の買いでした。地合いは悪い。此処で下げ止まれないと急落に繋がるが、期近は産地に比して安価でもあり、値は支えられると予測している。

白金

今日の値は新値を取ってからの押し目の範囲ですが、金は商社が大量の売りを出している。そして、一般筋が買い下がっている。此処での飛び付き買いは如何がなものか、様子見し、売り場を狙う。

アラビカ

寄り付き高の後に売られたが引けには急伸している。保合の範囲ですが、NY次第では様変わりも視野に入れている。しかし、此処は様子見だ。

コーン

小確りの値動きですが、手口・自己玉に変化はない。様子見。


2005/11/04

ガソリン

NYの急騰を受けて上昇していますが、この水準まで下げると自律的な戻りが考えられると視ていた。此処で戻っていますが、製品元売が売り上がる状況を確認し、売り上がる。

ゴム

円安でしたが、上げ拗れています。此処での保合は様子見。円安にも反応していない。納会に掛けての地合い次第ですが、売り込むのを待ちたい。

白金

円安の影響を受けて急伸の展開です。商社は買っているが、一般筋の踏みも出ている。此の水準を上抜けし、自己玉が買い増せば一段高が予測される。逆に踏みが殺到し、飛び付き買いが目立つ場合は深押しが予測される。高値波乱だが、遂には大天井を形成する。大噴き値は売り上がり、突っ込みは買いの大逆張り。

アラビカ

NY高に加えて円安の影響を受けての急伸です。明日は更なる高値が予想されますが、上げ拗れる展開になる場合は、戻り一杯が予測される。自己玉が売り増せば売玉を仕掛けたい。

コーン

円安の進行で戻っていますが、手口・自己玉に変化はない。様子見だが上げ拗れれば、下抜けに向かうと視ている。

 

円安が進行していますが、このことは、相場「経済・株式・商品」に多大な影響を与えて参ります。業界紙記者との情報交換の為に外出しますので、記述が遅くなります。御了解の程、お願い致します。

 

含み→実顕→惰性→転換「離脱」

3カ月・6ヶ月を一相場と捉えて相場と対峙する。そして、上記の流れを常に観測し、位置を確認し、資金の配分を心掛けて対処したいものです。一般的には含みの場面で躊躇し、惰性の場面で仕掛けているケースが多いのです。其の為に転換期に離脱出来ない事になってしまいます。此のことの理解と、型・手法を兼ね備えることが大事です。又、型を読み取ることは含みの場面での仕掛けを可能「容易」にすることになります。


2005/11/02

ガソリン

高寄したが前場は売られた。後場は買い気配となり、値を戻している。東工原油が確りして来たことに注目している。この水準は支えたいという、石油元売の思惑がある訳です。戻りを待つ姿勢は崩さない。

ゴム

前場は売られていたが、後場は引き締まり値を戻している。これからはファンドの乗換が活発になる場面です。地場筋が手を合わせるに違いない。地場筋は先へ先へと売り上がると考えられます。先限の値運びが良くなると直ぐに一般筋が買い付いて来るが、この地合いの悪さが気懸かりです。暫くは振るい落しの値動きか。

白金

NY安を受けて下値を探る展開。押し目を付けている。引け際に値を崩した展開は良くない。期先の飛び付き買いが振るわれるのか。様子見して対処する。

一般大豆・Non大豆

寄り付きは高かったが引け安で保合の範囲です。ここで自己玉は売り増しているのでじり安の展開になれば下へ抜けることが予測される。大戻りを売り、下抜けで売り乗せる。

粗糖

寄り付き安も確りに引けている。RSIが80を超えて逆行してから下げに転じていますが、総踏み状態を買い付いた買方が振るわれているとの視方です。取組が少なく、海外次第の値動きで、予測は難しいところですが、此の深押しが、下げ拗れれば再度期近から出直ることも予測されます。総投げの状況で売玉は手仕舞い。相場の最後に上昇する傾向がある粗糖なので売玉の売り上がりには注意が必要です。但し、自己玉が総売りに変化したときには売り下がる相場になります。


2005/11/01

ガソリン

NY安を受けて安寄りし、一時戻すも投げ売りに叩かれて下抜けしている。しかし、この急落での大出来高を視ると下げ止まりの様相を呈すると予測する。在庫の増加に値崩れしていたが、製品各社のテコ入れが始まって来ている。間もなく戻る地合いに変化するが、買いはせずに戻りを売る姿勢で対処する。大天井後の下げに対し、買玉を建てた筋が投げさせられているのが現状です。この下値を叩く売り・両建売りは踏まされると予測されます。製品元売りの計画減産を買って来る地合いで売り上がりたい。

ゴム

前場は投げが殺到し、下げていたが、後場は上げて陽線を付ける展開となった。此の動きで自己玉に変化がないことは売り込みが少ないことを顕している。売り込みを待っている相場。様子見。

アラビカ

続落の展開です。反騰の時点ではRSI指数が80を超えましたが、此の時以降に自己玉は売り増しています。其の位置で頭を打っていると視ています。戻りながら下げ、投げが出なくなっている状態です。10/28日の会員欄に記した通り、このまま推移すれば底打ちは遅れる、戻り売りの地合い。

一般大豆・Non大豆

この時期の高保合は堅調な地合いが続くと買い付きが掴まるとの予測をしています。しかし、先2本の買い付きを確認して売り乗せしたい。

小豆

今後、収穫期の大底を形成する型と見ています。期近は買い付き玉の整理を必要としていますが、先限・今後生まれる限月を先へ先へとじっくり買玉を仕込む。「豊作に売りなし」じっくり、斥候の玉を入れ、安値を買い拾う策戦です。来年の春から5月頃を目途に仕込む。

 

為替

為替を読むことは相場の基本ですが、円は下抜けの安値を付けています。この事は何度も会員欄にて指摘しているところの米国事情に有ります。ただ、円安でも輸入商品の全てが上昇しない事も有る訳です。状況が吸収してしまう場合も有りますが、現物は徐々に影響を受けて参ります。米国のFF金利は2回位の上げ余地を残していますが、早晩打ち止める段階に来ています。そして、相当の時期の経過を経て引き下げる方向に向かうとの予測をしている次第です。


2005年♦10月9月8月7月6月5月4月3月2月1月
2004年♦12月11月10月9月8月
HOME